小学生日記「中学ツッパリvs6年2組」/瓜田タカヤ
いた。
その時だった「コラ!オメエラナ!(おい!おまえ達だろ!?)」という
声が聞こえた。
テーブルゲームのガラス板に反射したその姿は、小学生の俺達からは、
考えられないほどのちゃんとしたやばいツッパリ兄ちゃん達だった。
オレはちょっと顔を上げるが、すぐに又うつむいて、
ゲームに集中した。敵の中学生ツッパリ軍団は5,6人ほどいて、
皆それぞれに竹刀やらバットを持っていた。
その中の一人が「ハヤグ ソドデロヤ!(早く外に出ろ!)」と俺達を脅す。
オレは知らないふりして黙ってゲームをしていた。
オレと対面に座っていた誰か(多分よっちゃん)は立たされて、
何か脅
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