君の知らない所で/opus
夜空に花火が舞う
赤、青、黄、etc...
火花が尾を描く
窓の外から
響く炸裂音と滲む色合い
マンションの一室で
PCに向かいながら
残響を感じる
一通のメールが届く
「どうだい?」
「問題は根深い」
「解決出来そうかい?」
「最善を尽くす。
今はそれしか言えない。」
例えば、
誰かが泣いていて
僕はそれに手を伸ばせない
そこには事情があるのだけれど
仕方ないという判断のみで
納めてしまったら
そこまでになってしまう
貧乏ゆすりが止まらない
目がしばしばする
加えて、もう眠いんだ!!
「なら、やめれば?」
すっと差し出される
梅干しの入ったお茶漬け
「ありがとう」
微笑んでいる
頭の中を血がめぐる
肉体から汗が流れる
不安で心は締め付けられる
やるしかないんだ
誰のせいにするでもなく
自分の目標のために
でもね、
僕の知らない所で
君は
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