コンビニエンスストア暗闇/モリマサ公
目を開けながら想像のなかに半永久的にねむる
欲求という層の中で不在のデンキコードをのばしているが
コンセントがあっても差し込めないでいる
震える指と
水を含んだ重たい平凡なボディをひきずりながら
懐中電灯の光が浮かんではまた揺れて
あの日何度も死んでしまいたくなった瞬間
汚いものを見る目で上から下までみられ
たくさんの災害は人々から屋根をうばい
スーサイドアタックで人間は破片になった
いろはすのそばですすり泣くちいさな音
叫び声を我慢している
水は足首まできていた
ずるずると床は傾き
信じていたペンのチカラは無力だった
無力すぎてバカみたいだった
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