風は吹き世界は回り/
紫音
木の影
キミとボクは何かが違う
二人の明日は何かが違う
変わること 変わらないこと
それは訪れる夜明けが
誰にも違う顔をしているように
自分にしかわからない
誰にもわからない
ボク達は離れていく
別の道を選んだから
同じ道は歩めないから
それでも世界は回り続ける
世界は沈黙し続ける
明日を抱く人を乗せて
キミは歩み続ける
ボクは立ち止まる
まだ道が見つけられない
今日も 風は吹き 陽は注ぐ
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