14歳/颯太@
黄昏に染まった町を背にして
こっそりタバコ吸った 紫煙 ユラユラ×2
あのころの僕は いらん子って呼ばれて
遠くの 煌めく物ばかりを見ていた
オレンジ色の草に寝っ転がって 縋りの猫とため息
ふたりぼっちって響き なんだかイイな
お腹すいたね パンでも買おうか 近くのお店で
こんな僕らがもうチョイ大きくなったら
いろんな悩みは小さくなるのかな?
おっと 猫(あいつ)どっか行っちゃった
夢や希望を持つ度もれなく失望
ついてくるってホントみたいだな
それでも 手を伸ばしてみるよ 一番星に誓おう
ああ...そんな僕を見っけ 木陰で見ていた
君のリボンが そよ風に
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