まあまあかーちゃん/朝焼彩茜色
スーパーカップを平らげて
もう一個食べられそうな
そんな午後
二歳児がゆくどこまでも
小石を拾いながら
もう何に怒っていたかも忘れて
落ち着くための珈琲も忘れて
時にバンボを投げたり
カーテンレールを壊してみたり
旦那の母に意味の分からない文句のメールを作ってみたり
お風呂で心が動かせず バスソルトの浮かぶ湖で頭皮を揉んで
髪は洗ったつもりでエネルギーを蓄えて
届かない項の下に育児疲れの「垢」がたまる
まあそんなもんふつうのこと
二歳児がブーブー言っている
車が大好きで外に出れば駐車場へ向かう
無駄にドライブをしながらバスに向かって
「ばっぶー
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