阿呆鳥/あおば
 
で出て行く
だけど食料その他の必需品は置いていかないこともあり
残された人々が飢え死にする、おきざりす事件も頻繁に起こり
明治の代の人の命は羽毛のように軽かったようだ
首謀者は人の命と鳥の命と引き替えに大金を手にして
名士として待遇され東京の一等地に豪勢な屋敷を建てたりして
その名を今に残している
尖閣諸島にもスプラトリー諸島(南沙諸島)まで出かけて
夢を現実にしたりしようと危険をも厭わない夢を追う意欲は
どこから生じたのであろうか
士農工商の身分制度がなくなり、武士も職業変えを要求され
長い鎖国の後に生じた人口爆発現象もその一つの原因かも知れない
とばっちりを食わされたの
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