大洪水/kaz.
 
無感動になる

葉は摘まれ、
月は沈み、
忘れないだろう、
太陽のあったことを

さあ、僕らの茶畑だ
顔を、洗え、
眼も、洗え、
そうして、みんな
なくしてしまえ、

葉で磨かれた顔のように、
僕らは吐息のために血を流さない、
はあ、はっふん、
ふん、

そうして、僕らはみな雨だ、
ざぶり、ざぶり、
やぶれ、かぶれ、


四章 イメジの飛躍

来るべきロートレアモン、
セブンスターをランチに、
石よ飛べ、渡る世間に
鬼は外
竜は内
一つ一つのイメジが分離して像を結ばない
そんな詩を書いてみようと思う

悪魔くん、教えておくれ
誰が
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