石畳と窓の向こう/梟 由香里
 
いの?
何をして 出来るようになれば
そっちに入れてくれるの
思いを巡らすほどに至る結論は
そもそも生まれが違うという事実

ああ 私は人間じゃないんだ
多分そう
だから人間のシキタリがわからなくて

悲しい

いっぱい人間の真似をしてるのに
人間(ひと)のフリを頑張ってるつもりの私と
生まれながらに人間である彼らの距離は
縮まる事は無い

たくさん色々考えすぎたところで
それに興味ある人はいない
しくじりも誤解も全部含めて性格
同じしくじりを何度も繰り返せば
どう取り繕うとも違う事なんてないんじゃないの?
先に取り繕えてたらとっくに望んだ評価は貰えてる
違わないだろう
それが お前だよ
影は笑う 嗤う 嘲笑う

考えるのに疲れて蹲るけど
見上げる星は綺麗なんです
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