夜と春に捧ぐ/
TAT
さっさと招待状を書け
うわあ
がたがたがたがた
だめだよもう気がついたよ
塩をもみこまないやうだよ
鍵穴から大きな瞳が覗いている
俺はそれに射貫かれて
てんで勃起しない
まるでがらんどうだ
上の空の旭は
いつも他人色の空
よそ様の
物
詩は
神様みたいに偉そうな口をきかないから
俺は詩が好きさ
戻る
編
削
Point
(2)