blue/
within
ちっぽけな舌で
舐める水は
透明で
汚れていない
何もしていないが
何かを残したいと
焦っては
転んでしまう
世界は透明で
朝は鮮明で
夜は虚空だ
夕暮れの川べりを歩くと
いろんなものを
落としてきたことに
後悔する
最後は何も持たずに
旅立ってゆくのだ
世界は汚れていなかった
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