詩人は味方/独奏
 
心の持ち主は
他人のツラさを自分のツラさのように感じる
吉野弘が書いた詩
下を向いた日、なぜだかこの詩が
他人のように感じてしまった
素直な疑問符、心の記憶
奥底に眠る。冬眠をしている
金子みすゞの涙の雫
誰が気づく。読んでる僕だ
静かな音は耳に残り
大きな音に聞こえていく
みんな違ってみんないい
生きると死ぬの違い
息をしてる、息をしてない
生きてる、死んでる
聞いてる誰かは、成功か失敗か
決めるのは誰かな?
足しかない。飛ぶ価値すらない
一緒に吸ってみない。
どうせ空は飛べない
これが俺の詩
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