孤独の断章〜アレンジメント/梅昆布茶
孤独はいまも継続中だ
それが常態となってしまえば
たいした痛みも感じないものだ
ときおり非日常にきみがやってくる
それは僅かな恩寵でもあり
かすかな煩悶でもある
きみは花をアレンジメントする
もう心の探り合いなんて要らない
単純な美しさを夢想している
それは天の星の配置のように
緩やかな時の解れのように
この素敵な世界のやさしい
地図なのかも知れない
これはただの夢だとは
わかっているつもりなんだ
孤独ってしぶといぼくたちの根幹なんだから
あたらしい娘とであうような顔をして
ちょっとO型にしては繊細な上海生まれのきみと
吟遊詩人にもな
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