星空のコーラス/
梟 由香里
目覚めた太陽のなすがまま
空に碧が滲めば
白く佇む月の裾
星々の瞬きは囁く
青い空の底
ここにいるよと震えてる
夜の帳の幕間にて
隣り合う僕らの遠さを知らず
彼方を見ては羨む
声を張り上げるのに疲れて瞬く星々の
そのささやかなコーラスが
明るい空に溶けている
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