きよし「残りの人生」/花形新次
 
じじいがすべきことは
自らの魂を葬りさること
残飯のような人生に
終止符を打つこと
それが出来ない者は
静かに息を潜めて
自然が解決してくれるのを
じっと待つこと

肩に力の入った割には
薄っぺらな
青臭い戯れ言を
得意げに公表しないこと

みんな
引いていることに気付くこと

(きよし 職無し自称詩集「ヒマジン」より)

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