おおぞらに <二篇のみの詩集>/るるりら
 
どうぞ思い出しておくれ
きみらはみんな 中空に居た
光の一切さしこまぬ場所に行こうとも
思い出すことが辛くとも
思い出しておくれ

選ばれた晴れの日の今、君は
空に舞い上がる







「ソラに まいあがる 」

けばぶけばぶ ししかばぶー
きんきら やいばで 削ぎ落とせ
火のこがあがるぞ煙の匂い

しからば乗ろう幌馬車隊
腕にやけどの大男
ぎんぎら アルミにウリムに肉をのせ
知らない大地を 喰っちまえ
ほいきた 焼きたて喰っちまえ
けばぶけばぶ ししかばぶー
両手は 肉汁で べたべただ

足を かきならせ 
うまいぞうまい ししかばぶー
ベンチでつたわる ともだちのおしりのリズム
めちゃくちゃ気合入った 足音おんがく
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