白紙のページには何かを書いておけ、次はそこから始めればいいという目印に。/ホロウ・シカエルボク
ね)、意味か、意味なんてものは幽霊と同じだ、あると思うやつにはそれはあるだろうし、ないと思うやつにはまるでないものだ、あると思っているのに見えないこともあるし、ないと思っているのに見えることもある、そしてそれは、いつでもそんな風に見えるものではない、まったくない、自分がその時なにを求めているか、どこへ行きたいかによって、同じものは違う風に見えてくる、そしてそれは節目節目にそうなるものでもなくて、ウンザリするくらい連続して目の前にある、そいつを疎ましく思うなら選択肢のない道を「選ぶ」べきだ、でもさ、もう俺がなんて言うか分かってるだろうけど、ウンザリするくらいなにかが蠢いている方が生きて行く分にはずっと面白いだろうなと思うわけさ、さあ、戯言はやめて晩飯の準備だ、足りないものを補って置きすぎてるものを使うのさ、そうして今までそこにあったものとはまるで違うものが出来上がるんだ、なぁ、晩飯の準備って、結構エキサイティングだよな。
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