タブロイドインタビュー/秋也
 
彼はロックでもあり
ジャズでもある
個性的な人々をいつも指揮してまとめている様
一番似合うのはきっとクラシック
微笑みがサディスティックに見え
同じぐらいマゾヒスティックを感じる
異国の高僧が言った
「あなたは釈迦牟尼仏のようだ」
「会ったこともないし、そんなに清くない、きっと違うよ、でもありがとう」
言葉が優しく柔らかかった
いつも全てを受け入れているようで
常に何もかもを拒絶しているようにも見えた
「面白くありたいし、楽しくいたい、まだ若いしね」
ずっと居てくれそうで
明日には世界のどこにも居なくなりそう
私だけが出会っているようで
私が彼の出会った人の中で最後
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