桜の木の下には/
TAT
春はいつも落ちる
鬱なんですか
躁なんですよ
行間なんか空けちゃって
文藝気取りな訳ですよ
裸足でコートの襟を立て
カタカタ震えて歩いていたら
いつの間にか風は寒くなくなっていて
嘘みたいな温度だ
幻じみた世界だ
一息つけって
本当に?
待てそのスターバックスの女神様は
何だか僕らを誘ってないか?
多分成し遂げてないから苦しいんだ
勝ってないのに終了の笛が鳴っちゃった気分
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(2)