独白は無責任に(けれど真剣さを持って)/ホロウ・シカエルボク
 
ち込んだと感じられるかどうか…大事なことはそれだけさ、そしてそれは意外と簡単に出来るもんなんだ―さて、おれはもう三十分ほど、キーボードを叩き続けている、人間でないものになるってどういうことか判るか?思考することに左右されないということさ―この羅列はおれがなにがしかの見解を持つ前に書き込まれている、それがどういうものなのかなんて突き詰める必要はない、いまこの瞬間に頭の中を駆け巡ったいくつかのものが、幾日か眠りを繰り返したあとにそっと語り掛けてくれるだろう…

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