聖オホーリオの偶像/
TAT
聖オホーリオは暗闇に差し込んできた光に目をこらした
愛だった
セント・オホーリオのどん底の26年を支えた怒りが
氷のように融けてゆく
それは驚愕で
畏れた
戦いた
両目が つぶれっちまう
祝福って何の?
敬愛って誰を?
港の倉庫には鍵がかかっていて
見つからないのをいい事に さんざっぱら罪を重ねた
そんなタール
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