ガラスの星/yo-yo
 

天の川や
知らない星々をいっぱい
かき集めてポケットに入れた
夜と夜の
さらに向こうの記憶

赤や黄色の
光の川を泳いでわたる
人さし指のさきから
星がつぎつぎに消えていく
記憶の光は
小さなガラス玉にとじ込めた

冷たく触れあう音がする
ガラスの玉にガラスの玉をぶつける
そんな遊び
闇の中にいまも
闇をひらいて光っている
小さな星をあつめる






戻る   Point(2)