ジャニーズJr.賛歌/アラガイs
領されてしまった。たまに火がついたユニットを見れば、それは意表を突いたウケ狙いばかりが見え透いているパフォーマンス。そんな安売りの演出にはもう飽き飽きしていた。眺めるのも聴くのも諦めていた。当時のv6をはじめ嵐や諸々の若手アーティストの楽曲からも遠ざかっていた。しかし、ジャニーズは死んでいなかった。選ばれ、幼い頃から鍛えられ、着実に表現力を身に付けてくる彼らは、エンターテイメントのよき伝統を受け継いでゆく正統派だ。。Jrのメンバーたちが歌う先輩たちの楽曲が、そのパフォーマンスと合わせて僕には至極新鮮に聴こえてくる。とにかくテレビでは放映されなくなってきた歌番組のパフォーマンス。日々進化してゆくジャニーズJr.メンバーたちの躍進に、歌番組を諦めかけたおじさんはいま少女たちを尻目に彼らに熱中している。時代は少子高齢化。こんな鬱蒼とした時代だからこそ、テレビを中心にした音楽業界に於けるエンターテイメントの盛り上がりを今後大いに期待しているのだ。男子パワーを見せつけてやれ。
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