ペンペン草田男(50)「おちよさん」/花形新次
取っている以上断れないことを
見越しているのだ
ところが、おちよには
危険を回避する
野生の勘があった
直前に不安が脳裏を過り
旦那と子供にも
一緒に来てもらうことにしたのだ
待ち合わせの喫茶店に
家族で現れたおちよを見て
ペンペンは激怒し、暴言を吐いた
「この腐れおまんこが!」
それは、普段の気色悪い
猫なで声自称詩からは
まったく想像もつかないものだった
ということで
皆さん注意してね!
(ペンペン草田男 貧乏自称詩集「雑草」より)
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