ロー・パワー/ホロウ・シカエルボク
ばかりが
記録されている
そもそも
てくてく歩くか
とことこ走るか
そんなことが
関の山の生きものに
ちょっとしたことで
100キロも出るようなものを
与えるのが
おかしいのだ
俺は思う
運転技術に
もっとも長けてるのは
たぶん
チーターだろう
だが
車は
決してなくならない
路面がどれだけ
血とオイルで汚れようとも
なぜなら
金になるからだ
神よ
便利に振り回される
愚かな生きものに
どうか
救いの手を
そして
出来れば
俺の風邪を
いい加減
治してはくれまいか
おのれの
運転には
長けているつもりだぜ
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