モウ/邦秋
 
?もう少しで手が届きそうな光でその目が眩んでる
申し上げ難いけれど それは星の様に遥か彼方

妄想だけで生きられたなら幸せだね
儲け話はフィンガーボールで手を濡らしてから

「もう一歩」の手前で止まって
「もう一歩」の手前で止まって
設けられた扉は微笑みを浮かべながらその時を待ってる
モーニングコールで目を醒まして
モーニングコールで目を醒ましてよ
モールスより伝わりやすい言葉、受け止めて

朦朦たる霧が立ち込めた幻想的な景色にさえ
毛頭ないはずの愛が見えてしまう錯覚が怖いのさ

モーグルのように凹凸を滑り落ちていたら
魍魎さえも呆れて苦笑いをしてる

「もう
[次のページ]
戻る   Point(1)