ゼロの華/るるりら
 
隅で そのおくちは ゼロと呼応しています
あいた口が あいたら〇【零】になったのでしようか
 
朝日を浴びて、今 私は 足を踏ん張ります
まずは底辺の確保
定点確保そして 心の基礎工事
空に聳える中心柱を置きます
バイオリンの魂柱のような 美しさです
なにもかも 〇【丸】になります。

 卵のように
 花の芽のように
 まるい ひとつぶの はじまりの唄が
 零の中で 揺れています。

からたちの花が咲くのは四月
ゼロになった空に 白い花が咲くのです

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