実に短絡的な話 '160305/世江
つづける私に、
ボクは 何て言葉を掛けたら良いのだろうかと
誰にもわからない。
Side B
浅ましく。
それでいて美しく。可憐である。
押しつけられた 理想と現実に触れた。
抉られるようにして
それでも 幸せだと言い切ってしまう。
狂気を見て、 どこまでも 堕ちてゆく。
裏切られても 命ある限り、ボクに仕えたい。
無垢な微笑みを浮かべて、
あなたは言うから。
ボクはまた、 キミを離せず ここにいる。
雨の中、走りつづけたキミに、なんて。
なんて 言葉を掛けたのだろうか。
あなたの想いを語って、
静かに死んでゆくことを待つキミに、
ボクの、 ボクの思いを分かることはできたのかな?
晴れた日に外へ出て、見上げた空に願う。
どうか、あなたを幸せに。
キミの思いが伝わりますように。
そっと、祈りつづけた。
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