てんせい/狩心
 
どうする
えんえんとすきとおっていくれいたちの
かいだんばなしがおんかいをあげて

せかいじゅうがうるさい
どこまでもどこまでもだんかいがつづき
せきかぜだけのおとのせかいに
こうねつをもたらす
だんだんのなかにみちがあふれて
うなされるまいごのよわきれいたち
うんうんとうなずいて
すべてをうけとめながら、
たすけをもとめている

おもいからはにげられない
わたしがしょうめつしても
おもいはつぎのわたしを
まっている

わたしはこわい

どこにもつながらないように
ねがいはかいだんからみをなげて
れいであることをやめて
じめんにひろがる
ちだまり
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