てんせい/狩心
 
とにかくすべてがおもい
だからつかれてなにもしたくない
となるとだんだんとわたしはしょうめつする

よるにうかぶちいさなわくせいよ
いつのまにかそんなとおくにわたしが
いるなんて
このわたしとそのわたしをつなぐたくさんのわたしのぶんしん
ざんぞうたちがかいだんになって
そこにいけといざなう
わたしはこわい

れいになるわたしは
ひとでなくなり、ことになる
ことはじぶんのためではなく
じぶんいがいのものたちのためにいる

すきとおったものは
だれかにみられても
きづかれはしない

じゅんすいへとながれていくけしきのなかで
ことのしんどうをはもんさせていどう
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