好色と呼ばぬ山河に捧ぐ/
もっぷ
ょうもふと想っているのでした
ごめんなさい ではなくて
ありがとう でもなくて
わたしの知らない時の連綿を
知っていますか たとえば
原人と呼ばれるご先祖様
わたしはあなたから遠くそれでも
生きています
あなたにはもはや
気づいてはもらえなくても
ここは地球と呼ばれる星となり
ここは日本という名の国で そこで
わたしはこの日本語で詩を書きながら
命日を二つだけ覚えてきょうも生きています
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