命題/時々
 

―生まれたら死ぬまで
残されていくのかな




風が吹き抜ける
車が通り過ぎる

ほとんどの事は並行して
何食わぬ顔のまま過ぎる

たまに泣いたり
たまに笑ったり
ゆらゆら水面に浮かぶように

少しの悲しみと
少しの喜びをもって
生まれてから死ぬまで

たまに泣いたり
たまに笑ったり
たまに苦しくなったりして


少しの悲しみと
少しの喜びをもって
ぼくたちは望み続ける

嗚呼、眩しいよ


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