現代詩手帖よ/天野茂典
 
  ぼちぼち本を読もうという気になった
  うつ症状からの脱出だ
  現代詩手帖2005年の年鑑
  拾い読みしていたら
  昔の仲間がこぞって
  2004年代表詩選に選ばれていた
  みんな初老だが力がある
  一家を構えている
  詩の内容は濃いが
  若者の細さはもうない
  青臭さもない
  枯れ木も山の賑わい
  大家にはなるな
  名前だけで出ている詩人も大勢いる
  現代詩手帖が老化し始めているのだ
  若いことはいいことだ
  未熟なこともいいことだ
  どんなに若ぶってもメッキははがれる
  拍手は送るが
  現代詩手帖は定年制をしくべきだ
  60歳にて詩人定年
  先鋭詩人を迎えるのだ
  草に蛇
  若草とトグロだ
  ト〜グロはもういらない
  くどいけど最後に一言
  

  現代詩手帖よ 定年制をしけ 先鋭詩人を採用せよ



          2005・02・21



            ああきょうは疲れた!
  
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