バイポーラトランジスターズ・オーケストラ/竜門勇気
 

君を知らない僕が
愛してるっていうんだ
そんなの真に受けちゃいけねーよ
どこでもいいや
酒飲めるとこ知らない?

組み伏せて聞き出した
あの詩の続き
なんてことなかったな
新しくて
新しすぎる服を着て
まるで劇中劇で
記憶喪失の役者みたいだ

遠く遠く遥か彼方に
寂しい生き物がいました。。。
それっきりなにも喋らないんだ
まるでハッピーエンドみたいで
拍手と涙が散らかってた
みんな帰ったあと
しばらくしてゴミ箱に山になるだろう

僕を知らない君も
いつかあなたを愛してるなんていうのかな
赤青黄色と黒白混ざった頭が揺れる
無数の手に指さされて

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