「彷徨いの太陽、白昼夢の風」/銀馬車でこい
 
その力は 背中を探して
月は夜に太陽の熱い静けさを
まるで彷徨い

湖は月明かりで 熱を散らし 静寂をこわがる
月鏡 月が今夜もまた彼女になってはくれても
昼の月は 太陽のように彷徨うだろう!

限られた時のなかで 光と魂は いくつもの道に
迷いながら 君をみつける
ひらめきがすぐ傍にあって それは
新しい彼女のような太陽

風は味方になって 太陽となった
君の前で優しく歌う
心の速度の彼方に 心の距離の彼方に
風が吹いていたとして そんな白日夢

今 彼方から 目覚めた俺は
体に感じるすべて! 目に映るすべてが!
君の香りであることに やっと気づく
君の薫るプロミネンス 今ここまで やっと気づく

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