歩く道/神風わさび
 
初めて自分の道を考えたのは幼稚園の頃
ただ、ただ冗談で言った「司書」という仕事。
今ではすっかり忘れられ
思い出したのは

思い出を整理していたとき・・・

本が好きで毎日読めるからと言う理由だった
・・・はず・・・

二度目に道を考えたのは高校受験の時
自分で考えた道も先生の
「絶対安全圏」
と言う言葉に押し流されていった・・・

結局

言うがままだった・・・

三度目に道を考えたのは大学受験の前
生物が好きで選んだ「獣医」と言う仕事
今回も言われた・・・

無理だと・・・

新しい物を見つけようとも
「情報」がありすぎて

わからなくなった・・・


すべてのこの世は「欲」と「名誉」にうずくまれていて
一向に本当の姿は見えない・・・

まだ何もやっていないのに無理だと言われ「チャンス」を
蝕んでいく・・・

本当の才能を見出せないまま・・・
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