温もりの音/颯太@
 
そうやっていつも誰かの心を信じ
背かれても「人」を愛する君は
繰り返す涙を伝う前に隠し
お持ち帰りの痛みと
どうやって過ごすつもり?

白けた夕陽 滲む、憂いの瞳
本当の音で 眩しい未来へ導いてやる

いつだって いつだって
地球(ほし)は痛みを増やしてゆく
優しい人から傷ついて暮れるよ
月さえも 背を向けた
複雑な音に染まる世界
僕は、迷わず 君に愛を鳴らす

生きるって事に真面目過ぎる季節は
他人の心音に心 奪われてしまう
綺麗な共鳴の影には震える花
君にはたった一つの
自分を大切にしてほしい

それでも君の 細く、彷徨う影
喧騒に怯え 寂しい景色
[次のページ]
戻る   Point(0)