夜の旅人/朧月
 
眠れないことは平気だという
君の夜中を私は知らない

朝には数々の時のかけら
君がいることにまた安心する

ひとは眠るとどこへゆくのか
ときおり握られる君の手を
包みたい私のこの目で
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