押韻詩人の言葉/独奏
擬似感情が液体
膨れ上がった。もう消したい
何が手違い、苦痛に変わった
鬱になった、孤独と共にすぐ無くなった
コップいっぱいに弱音を吐いた
1日もすれば溢れてしまった
コップでは足りないから
大きなバケツを用意した
キャパが大きくなればなるほど
弱音は何度でも繰り出される
僕と書いて弱い人
黒と赤が怖い色
弱音をぶつけたら喧嘩になった
思っていた展開と違った
弱音が本音、そんな風に読んだよ本で
だから溜め込んでいった
知らずのうちにこの現場に挑んでいった
日本でただ、やれると分かった
母国の言葉を操った
売った賭けが返済できず
リストラされた人が首を吊った
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