ぬくもり/中村 ながる
 
ベッドの温もり
これは貴方の熱なのかしら
これは私の熱なのかしら
どちらのものか分からないくらい融け合って
ふとした時には昇華しているのかも、なんて
考えてみても すべて愛おしい

そんな互いの気体は肌を通って
血に 皮膚に 肉に 骨になってゆくのかしら

また 互いを欲しがって

ぬくもりが飽和するまでは


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