夜をぶっとばせ/ホロウ・シカエルボク
でもそれはだれをどんなところにも連れて行くことはしない
おなじところでおなじことをただただ続けるだけだ
意味のないことは出来るだけ列のうしろへ下げるべきなのさ
みんなに出来ることはみんなに任せておけばいい
五十年代の小説と七十年代のムーブメント、ごくごく最近のロックンロール、そんなものに囲まれて暮らしてる
明日は一昨日までとおなじくらい寒い日になるらしい
身体を丸めて適当に消化したら、自分の中にどれだけ言葉が溜まったのか確かめよう
シャドウ・ボクシングのように文節を繰り出すんだ
開始のゴングも終了のゴングも自分で鳴らすんだぜ
たったひとりの戦いを続けるために
もういちどフレーズを繰り返すのさ
戻る 編 削 Point(1)