薬速「やくそく」/独奏
語る、余すことなく骨の髄まで響け
上がった花火、さらに、その先
高く上がりたい、こだわり
お黙り、繰り返して、また手を出す、お代わり
木霊に聴こえる、あいつの言葉に
イヤになったんだって、子どもや大人に
おざなりになるだけ、燃え尽きたんだね
幻聴を、目覚ましにして、
遠慮する、欲の塊、頭に言葉があるうちに
次のパイプを吸う、錠剤を噛んで食う
柔らかな言葉、どこが、上澄みだけ満足のようだ
好きなあの子、一瞬、稲妻が走った
明日を一緒に味わった、一緒に飛んだ
後悔はない、幸せだった、別れるまでは、
それからは赤の他人、赤子のように吸い付く
売り尽くす、狂う、噛み砕く、
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