詩投稿サイト運営者の孤独/花形新次
 
イタイ人が集う場所になる

その可能性については
十分予測できた
でも、文学の新しい地平が
切り拓かれるという
期待の方が大きかった
そうしなければならない
使命感の方が強かった

実際、初めは良かったのだ

月日が流れるうちに
なんとな〜く、嫌な感じ
「あれっ、こいつ変だな?」
「えっ、こいつも変だぞ?」
が芽生え始め
やがて
横に広がり
縦に侵食し
あっという間に
イタイ人のワンダーランドと化してしまった

そのイタさ酷さと言ったら
気の効いたツイートの足下にも及ばない
これ読む時間があったら
自分の肛門でも見るよ
ぐらいのレベルだ


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