月夜を求め/
レタス
吹く風に煽られながら
夕方の街を彷徨い
適当な蕎麦屋をさがす
ほんのりと鰹出汁の香りと
欲をいえば更科であると良い
うす曇りの月見はぼくに頬笑み
ゆっくりと
そう ゆっくりと啜れば
そこは君だけの桃源郷
蕎麦屋の見つからない街を今夜も歩く
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