強いていうなら/榊 慧
 
あったというのか? おこがましいね!



 キウイフルーツを握りつぶしてころしあいして死ぬ以外の選択がありません、かみさまお腹がすきました。朝焼けをにらんで雑草を踏みそれを謝るわたしゴミクズ。わたしの城には栄光は近寄らなくていい。涙、涙の紙の本。おまえなんかに誰が見向きすると思うのか! はいそうですねごもっとも。わたしはもうだれとも関わりたくないと毎日毎瞬おもうのに、わたしは人間にみえるらしくて人間らしく関わってしまうけだものです。黒いセーターとジーンズ、人間のように見える容姿。なにもかもがきらいです。わたしはなにものにもなれないし当てはまらないのですぐさま飛び降りて身を捨てたい所存とやら、です。

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