言葉/ようへい
 
言葉に
言葉を重ねて
返すさざ波は思いを積んで
言葉は受け止められて
また言葉に変化した
どれだけの気持ちを判ったところでも
本当のことは中々素直に言えなくて
失言のように漏らしてもらう本音が
本当の辛いことだろう
あなたの気持ちに最大限恥かかない
態度で振舞って
本当の気持ちとは裏腹に感じている
墜落しようとし始める事柄から
難なく逃れては未だに本当のことは
有耶無耶にして忘れてゆく
本望なら伝えてもいいのかもしれない
互いが傷つくことを持ち合わせている間柄
自然と逃れる術を覚えて身構える
どうしてもと言うわけでもなくて
ごめんなさいをして一緒にいる傍ら
全ての互いの過ちを認めた上で
二人でいることすら否定されても
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