私がやさしかった頃/
umineko
終わらせようと
思っていた
キャッチボール
あなたに
ボールを投げる
あなたが受け止める
あなたが
ボールを投げる
私が受け止める
なんて
自然なんだろう
会話
存在
夕暮れがきたんだ
わたしは
昨日までなら
ボール
大事に持ち帰る
今日は違った
とんでもない方角に
ボールを投げ入れる
もう
逢いません と
私は言う
そうだね
と
あなたは言う
夕暮れがきたんだ
何度目かの
春を夏を
夕暮れがきたんだ
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