リズム/
鷲田
やかな夢が見たいのです」
「私は世界を明るくしたいのです」
声は木霊し、証明を持たない夢は妄想として個々の脳裏に住み着く
何時だって人生の浪漫は退屈な暮らしへの淡い誘惑である
ベンチに座ると暖かい風
私達は行方を、ふと思い出すことが出来る
ひっそりと咲く小さな花が向かう方角に
空間を蹴り上げ 年月の時計を見つめる時
寒い道端
人々は足を動かし
リズムを今日も繰り返している
生活は人生の日常の景色である
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