日曜日の詩/もり
日曜日だもの
景気のいいこと ひとつやふたつ
言いたいよ
どんなに明るい話の裏にも
どんよりしたニュースは
こびりつくから
日曜日だけど
これから仕事のひともあるだろう
だから 決して
調子のいいことばかりは言えない
母さんに 休みはないし
父さんは 眠たい目をこすってる
日曜日の詩はむずかしい
もし波や風に目があったなら
どこにも行けやしないのと
同じように
意識をすると 足はもつれる
だからって
もう寝るのも休むのも
トンズラも、やなんだから
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