三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻  其の壱百壱〜其の壱百五/肉球マニア
 
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「落とした」「使い物にならない」「開かれることのない」と矢継ぎ早な言葉の出し方が気になる。負性へ傾くポーズ。しかし「花のように病んでいる」と言い「細い傷口を生きてゆく」と断定する口調には、どこか他人ごとのような諦念が感じられる。遠くで病んでいる「ぼくら」と、それをまた遠くから見ている「ぼくら」は同じ者たちなのか。そこに何か解きがたい観想がおこなわれているのだろうか。言葉が表面的なところですべっているように見えるのは、そ
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